Roland JUNO-106 Repair
久しぶりにJUNO-106をひっぱりだしてみた。
ところが、電源を入れて10分くらいすると、何も鍵盤を押さえていないのに「バリバリバリ!ビーーーーー!バリッ!ビビーーーー!Σ(゚Д゚)!」って感じのノイズと生のオシレータの音。典型的な「例のカスタムチップ(80017A)」が壊れてる症状。テストモードで調べてみると3番目のチップが壊れていた。
JUNO-106に使われている、80017A(IR-3109とBA662で作られたVCF/VCA基板を樹脂で固めたもの)はめちゃくちゃ壊れやすいらしい。ついに自分のJUNOにもその時が訪れたようだ。中古で手に入れた当時は完動美品だったが、使わずとも押入れにしまって置くだけで壊れてしまうようだ。
ジャンクのJUNO-106や同じ80017Aを使用しているMKS-7を買って、ニコイチにする手もあるのだけれども、いずれ他の80017Aも壊れるだろうから、海外で通販されているクローンチップを試してみることにした。
買ってみたのは、http://www.synthrestore.co.uk/products.htm の「SR4217A hybrid chip.6個セット」。
他にもhttp://www.analoguerenaissance.com/D80017/、とかあるのだけど、購入方法が面倒そうだったので、Paypalでの支払いだけで済ませられる前者にした。
さっそくクローンチップと挿し替え。
でもまた壊れたとか、他のチップを試すとか、自作クローンチップを作ろう!なんて事にならないとも限らないので、ソケット化して、簡単に差し替え出来るようにした。
使ったのは秋月で買った丸ピンICソケット(シングル40P) 。
クローンチップに差し替え後、このあたり(http://www.hinzen.de/midi/juno-106/)でサービスマニュアルを入手して再調整。
蓋を開けたついでに、電源周りの電解コンデンサも新しいものと交換。色々部品交換したら、中古で購入したときの価格に迫る勢い…
フィルターを換えちゃったのだから、音も変わっちゃったのだろうけれども、JUNO-106の音とかすっかり忘れちゃってるので良しとする。
JUNO復活記念として早速、JUNO-106を使ってのデモ曲を作ってみた。リズム以外はすべてJUNO-106。