SYSTEM-100M スライダボリュームの分解洗浄

自分にとってRoland SYSTEM-100Mは単に楽器というよりも、シンセ遊びをするための機材という意味合いが強い。KORG EMX-1(Electribe)とMIDI-CVインターフェースを介して接続し、パッチコード片手に延々とミニマルなループを繰り返しながら音色をいじっているといつの間にか一時間とか経っている。(写真は、奥SYSTEM-100Mと手前TR-606)

そんなSYSTEM-100Mなのだけれども、30年程前のビンテージ機材のため、あちこちガタがきていることは否めない。特にスライダーの動きが渋くなり、スムースなノブ捌きが出来なくなってきているのだ。中古で手に入れた時からスライダの問題はあったのだけれども、最近特に顕著化してきている。

スプレー式の接点洗浄剤(サンハヤトのリレークリーナー)のノズルをスライダボリュームの隙間にスプレーすることで一時的に復活するのだけれど、しばらくするとまた再び渋くなってしまう。

この問題を根本的に解決するべく、スライダボリュームを分解洗浄しグリスを塗りなおす事にした。

とはいえ一度にすべてのスライダボリュームを分解洗浄するのはしんどすぎるので、気が向いたときに一日一モジュールと言う感じで作業を進めることにした。

まずは一番数の少ないモジュール150。

スライダボリュームは4つと手始めにはちょうど良い。

サンハヤトの半田吸い取り器、「はんだシュッ太郎」で基板からの取り外しはラクラク。

スライダボリュームを分解して、無水アルコールで洗い、接点グリスを塗りなおし、再び組み立てるのに一個10分弱。すべての作業に一時間程度かかった。

苦労の甲斐あって、スライダはめちゃくちゃスムース(・∀・)こんなことならもっと早くに取り掛かっていればよかった。

mat_system100m-demo.mp3

と言うわけで、記念にSystem100Mの多重録音とTR-606で作ったデモ(Ableton Live上でエフェクト処理はしてます)。